2018年6月13日水曜日

NO 195 煮物椀ってこんなの



煮物椀(にものわん)は、
飯碗や汁碗より大きくて浅めの蓋付きの塗椀で、
懐石の主菜である煮物を盛り付けるものだそうです。

はじめは、四つ椀のうちで同色同塗同意匠のもので、
形が大きくて浅めの「平椀」だったものを、
後に趣向で種々の物が用いられるようになったようで、
椀蓋の甲・裏、椀の見込みに蒔絵を施したみたいです。

和食店などでは陶磁器製なども用いるそうです。


■懐石での煮物
一献目の酒が出された後、
一汁三菜の二菜目に当たるのが煮物碗みたいです。

煮物は、懐石のメインに相当する料理で、
しんじょ・麩・湯葉・野菜などを色取りよく盛り、
すまし汁仕立てにすることが多いのだとか。

煮物の前か後に、飯次(飯器)が出されるそうです。

飯次には、人数分の飯が入っているようで、
客は各自の飯碗にお替りの飯を付けるようです。

また、亭主から汁替えが勧められ、
味噌汁のお替りが運ばれるとか。

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