2018年6月12日火曜日

NO 177 炭点前の道具組ってこんなの



炭斗には、唐物と和物があり、唐物は精巧を極めたものが多いそうです。

唐物炭斗には、藤・竹などで編まれた籠、漆器類や青貝入り、金馬(きんま)などがあるようです。



和物炭斗には、籐・竹・藤蔓・蓮茎(はすくき)などで編まれた籠や、

瓢、一閑張、蒔絵、曲物、指物などがあるみたいです。



和物炭斗の籠の編み方は唐物よりざんぐりしているそうです。



また和物炭斗として「冊屑箱(さくずばこ)」

「茶撰籠(ちゃよりかご)」「散華皿(さんげざら)」

「箕(み)」「炮烙(ほうろく)」

などが用いられることもあるとか。



炭斗の種類は、

「菜籠(さいろう)」「瓢(ふくべ)」「神折敷(かみおしき)」

「炭台(すみだい)」「箱(はこ)」などがあるとのこと。



炭台は、口切・席披き・台子に使用され、

神折敷・唐物籠は真の位の炭斗とされるとか。

風炉・炉用の区別は元禄時代以降なんだそうです。



炭手前の手前は、点前ではなく、手前と書きます。

0 件のコメント:

コメントを投稿