2018年5月31日木曜日

NO.160 柄杓の合ってこんなの



柄杓の名前は、水をすくうための瓢箪を指す「ひさこ(ひさご)」が「ひさく」になり、
「ひしゃく」に転じたもので、「柄杓」は当て字みたいです。


広義には、水や汁物をすくうための柄杓の形をした道具全般を指して、
木製・竹製・金属製・プラスチック製などいろいろあるようですが、
点前に用いるものは竹製のみだそうです。






■柄杓の形


柄杓の形には、以下のようなものがあるそうです。




○合に柄を取り付けた部分


 月形(つきがた):月形になっているもの。


 差通(さしとおし):柄が合の中まで突き通しになっているもの。




○切止の部分


 風炉用:身の方を斜めに削いである。


 炉用:皮目の方を斜めに削いである。




○合の部分


 風炉用:合が小さい。


 炉用:合が大きい。






■柄杓のサイズ


現在、点前で使用されている柄杓は、以下の大きさのようです。




○風炉の柄杓


 合径:一寸七分半~一寸八分半


 柄の節上:五寸八分


 柄の節下:五分五分




○炉の柄杓


 合径:一寸九分~二寸


 柄の節上:五寸七分


 柄の節下:五寸五分




○差通の柄杓


 合径:一寸八分~一寸八分半


 柄の節上:五寸八分


 柄の節下:五寸五分

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